前回はスポーツバイク初心者にとって最大の難敵・日和大橋の長い坂道を制覇したところで終了。(前回の特集記事はこちらをクリック)
今回はその続きからリポートしていく。
さて、日和大橋の下り坂を一気に下って、次に目指す場所は石巻魚市場!
ペダルを快調に回して目的地を目指す。
そして着いた、石巻魚市場。
毎日新鮮な魚介が取引されている。
この魚市場、なんと長さが876メートル。
日本国内どころか世界的に見ても最大級の『地方卸売市場』だ。
さすが魚の街・石巻市ならではの魚市場。
しかも魚市場が面する道路は876メート以上の一直線。
この一直線の道路を自転車で颯爽と走るのも面白いだろう。
そしてこの石巻魚市場に来たら忘れてならないのが「食」!
魚市場の近くには「魚市場ならでは」の美味しい食堂がある。
会社の先輩からもおススメされていたので、頑張って自転車に乗った自分へのご褒美に食堂へレッツゴー!
「よし!食べるぞ!」と思って食堂に入ったら、
「満席でーす!」
ガーン…絶望…
「お昼はすぐ満席になるから気を付けなよ」と先輩の忠告を思い出したけど時すでに遅し。
まぁ、しょうがない、美味しい食堂は次回のお楽しみにして、先の目的地へ行くことに。
次の目的地は渡波海岸だ。
石巻魚市場から数分で渡波海岸に到着。
眺めているだけで力が湧く渡波海水浴場。
なんだろうスポーツバイクが自分の手と足になったかのようにスムーズにたどり着いた。
あらためてスポーツバイクの乗りやすさを実感する。
ここで私は気が付いた。
「あれ?自転車に乗って海に来るなんて生まれて初めての経験じゃない?」
なんという日だ!
山形出身の私が石巻に移り住んで以来、車などで海に来ることはあっても自転
車に乗って自分の足で海に来るなんてすごい経験だ!
海がある街だからこそできる贅沢を感じながら海を眺める。
そういえば、渡波海水浴場は今年2018年7月21日から8月12日まで、東日本大震災後仮設のシャワー室が設置され、公設で初めて海水浴ができるという。
レンタサイクルで渡波海水浴場まで来て海水浴を楽しむ、そんなアクティブに一日を過ごすプランも楽しいだろう。
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海風にあたりながら少しずつ今日のことを思い出しボーとして過ごす。
海を眺めているとどこからともなく力が湧いてくる。
よし次の目的地まで頑張るぞ!
次の目的地はゴールのサン・ファンパーク。
全力で自転車をこぎ続ける。
もう少しでゴールだ。
しかし最後の難関はこのサン・ファンパークまでの道のりだった。
容赦ない傾斜。
しかも長い。
日和大橋の坂道よりもキツい。
どうやったら着くんだ…。
何度も自転車を降りて押して行こうかと考えた。
でも諦めずにペダルを回して…
ゴール!
最後はサン・ファンパークの上から海を眺めて帰って来た。
今回のゴール、サン・ファンパークからの眺め。
遠くローマに出帆し日本に帰国した支倉常長の達成感に比べたらまったくかもしれないが、今回の私の達成感を私は生涯忘れないだろうと思う。
「疲れた以上に楽しかった。」
今回スポーツバイク初心者の私が海街ライドをして石巻の街を走ったみた正直な感想だ。
車での観光も、もちろんいいが、自転車に乗ることで色々な発見がある。
そしてその発見はあなただけの発見になるに違いない。
ぜひ気軽にレンタサイクルで海街ライドをしてほしい。
そして最後に一言「ありがとう海街ライド!」
writer よっつ
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