今回は石巻市内にある『GYOZA BAR 敏坊(としぼう)』に来た。
初めてこのお店の名前を耳にした時に、「餃子で、しかもBARとはどういうことだ?」と衝撃を受けた店名。
私が店名から勝手に想像するに、まず木目調のカウンターがあって、そこにはバーテンダーならぬ餃子テンダーの渋いおじさんがいて、グラスに見立てたフライパンを「キュキュ、キュキュ」と拭いていて、私が席に座ると「スー」っと焼き餃子が出てきて「え?私、焼き餃子なんて頼んでませんけど?」と餃子テンダーに言うと、餃子テンダーが「あちらの方からです」みたいなことがあるのではないだろうか(想像が長くて申し訳ない)。
疑問が深まるばかりだ。
早速お店の前に立つ。
これが噂の『GYOZA BAR 敏坊』。餃子のイラストが可愛い。
私がイメージしていたBAR特有の入店するのにハードルが高そうな雰囲気とは違い、「どなたでもどうぞ」みたいなウェルカム感を感じる。
店内に入ってみた。
入ってまず驚いた。
店内がワイワイしていて明るい雰囲気なのだ。
BARとは薄暗く物静かにし、好きなお酒を片手に自分との対話を楽しむ場所だと思っていたが、この『GYOZA BAR 敏坊』ではお客さん同士が和気あいあいしていて、初めてのお客さんでも馴染める空気感だ。
お店のカウンダー。店内は明るい雰囲気。
席に着く。
私はBARを意識して、まずはお酒を注文した。
餃子ならビールかもしれないが、ここはあえてレモンサワーで乾いたのどを潤す。
『GYOZA BAR 敏坊』のレモンサー。さっぱりしていて美味しい。
さっぱりとした味わいがたまらない。
さぁ、のどの準備は整った。
あとは餃子の到着を待つのみだ。
一体どんな餃子なのか。
胸が躍る。
餃子が到着。
こんがり焦げ目がついた見るからに美味しそうな焼き餃子。
一口頬張る。
一瞬にして口の中に汁が溢れる。
「美味しい…」
一口食べるともう止まらない。
私は気が付いたら二皿目を注文していた。
一皿5個の餃子が乗って350円。
『GYOZA BAR 敏坊』では本場中国の味を再現するために、餃子の餡にキャベツではなく白菜を使用し、ジューシーな味わいにしているという。
うーん、納得の味だ。
餃子テンダーのマスターに店名の『GYOZA BAR』について尋ねてみた。
そもそもはお店を始めるなら石巻にない唯一無二なお店を作りたいと考えたからだそうだ。
うーん、納得の店名だ。
マスターは取材とは関係なく自分の話をしてくれたり、私の話もたくさん聞いてくれた。
とても優しく話をしてくれるマスター。
いつの間にか私はマスターの優しさに包まれていたようだ。
餃子だけに、包むのが上手いマスター。
味もトークも絶品だ。
行きつけになってしまうお店『GYOZA BAR 敏坊』。
石巻に来た際には、是非立ち寄ってほしい。
writer よっつ
【GYOZA BAR 敏坊】
TEL/0225-90-3057
住所/石巻市立町2-2-2
営業時間/18:00~24:00
定休日/月曜日