「牡蠣祭り」のイベントが始まると石巻の冬の訪れを感じます。
冬の味覚「牡蠣」には生食、牡蠣フライ、牡蠣鍋など様々な食べ方があり、どうやって調理しようかと心踊る悩みを抱えるのもこの季節の楽しみです。
さて今年4月、石巻産の牡蠣について嬉しいニュースが舞い込みました。
県漁協石巻地区、石巻市東部、石巻湾3支所が石巻産牡蠣の「水産養殖管理協議会(ASC)」国際認証を取得したのです。
連続海域にまたがる漁場では国内初という快挙を記念し、市内の割烹、料亭で組織する「石巻芽生会(石巻料理店組合)」の6店鋪がタイアップし、期間限定の特別企画が開催されています。
本企画では、震災で壊滅的な被害を受けた市内の牡蠣養殖を盛り上げるべく、石巻芽生会により2013年に誕生した「復活丼」が5年ぶりに復活するのが目玉。
またそれぞれのオリジナル牡蠣丼を期間限定の料金で提供しています。
10月から始まった特別企画は11月23日までと聞き、早速JR石巻駅前の「大もりや」さんに行ってきました。
創業は明治26年。地元に愛され、石巻駅から程近く、観光客にもリピーターが多い
「大もりや」さんは、石巻駅から徒歩1分ほど。
スマホのカメラで写真をとっても1枚の写真の中に石巻駅と、店舗が収まるほどの近さです。
左が大もりやさん、右端に映るのは「石巻駅」
「サイボーグ005」と「サイボーグ001」が目印です
こちらで、「復活丼(牡蠣トマト丼)」とお店オリジナルの「牡蠣丼」をいただきました。
左が「復活丼(牡蠣トマト丼)」、右は大もりやオリジナルの「牡蠣丼」
家では牡蠣丼のほかにこんなに品数揃えるだけでも大変ですよね
写真からも伝わる牡蠣のプリプリ感
全店共通の「復活丼」は、地場産トマトと牡蠣を卵でとじ、トマトの甘い香りが際立つボリューム満点の牡蠣丼です。
牡蠣は身がふっくらとしていて、卵でとじても主役としての存在感がある大きさです。
鮮度を損なわず、身のプリプリ感を残した一品が味わえるのは、海の街、石巻で長い歴史を持つ老舗だからこそ。
牡蠣とトマトの相性が抜群の逸品。
どんどん食が進みます。
「大もりや」さんのオリジナルの「牡蠣丼」
2杯目はごま油の香りと高野豆腐の食感も合わせて楽しめる上品な一品です。
こちらの牡蠣丼は、全国で「大もりやさん」でしか味わえません。
丁寧な盛り付けには、自宅で作る牡蠣料理では出せない「作品」という言葉が頭に浮かびます。
濃厚な牡蠣の旨味にごま油の味付けが深い香りを引き立たせます
牡蠣を一口いただきます。
美味しい風味が口の中に広がります。
思わず唸ってしまう美味しさ。
ごま油と牡蠣の組合せ、老舗割烹料理店の技が光る逸品。
何度も食べたくなる美味しさです。
こちらのオリジナル丼は、企画期間(11/23)がすぎても、生食用の牡蠣の取り扱い期間は毎シーズン、メニューに並ぶそうなので、是非皆さんもご賞味ください。
今回、ご紹介した「大もりや」さんの情報はこちら。
◾️会席料理・和食堂「大もりや」
住所 / 宮城県石巻市穀町12−25(駅前大通り)
営業時間 / 11:00~15:00(昼) 17:00~20:00(夜)
電話 / 0225−22−4117
今回、訪れたのは「大もりや」さんのみですが、期間限定メニューは以下の店舗でも開催中です!
石巻エリアは牡蠣の「旬」なシーズン到来です。
牡蠣料理を提供してきた歴史のある本場石巻エリアでぜひ普段味わえない一品をご堪能ください!
※期間限定料金と、期間限定のオリジナル牡蠣丼についての詳細は「石巻芽生会(石巻料理店組合)」各店にお問い合わせ下さい。
◾️滝川 石巻市中央1丁目13−13/ 0225−22−1138
◾️とり文 石巻市中央2丁目7−18/0225−22−0521
◾️浜長 石巻市恵み野4丁目15−15/0225−93−5150
◾️鳴海 石巻市立町2丁目5−35/0225−94−4021
◾️八幡家 石巻市中央2丁目8−23/0225−22−0138
writer o.miki