「石巻市と言えば?」と尋ねられると海産物と同じくらい代表されるのが「漫画」だ。
石巻市には石ノ森萬画館を筆頭に街中にたくさんの漫画要素があふれている。
今回はこちらを紹介したい。
まずはJR石巻駅。
サイボーグ009がお出迎えをしてくれる。
最近では神山健司監督にリメイクされたこともあり、国内外で広く知られている石ノ森作品を代表する漫画。
胸が躍る。
JR石巻駅の駅舎を出て後ろを振り返ると、いきなり漫画の世界へ引き込まれる
駅を背にして歩いていくとサイボーグ009の主人公である島村ジョーが仁王立ちしている。
かっこいい…
並んで写真を撮りたくなる場所
思わず近寄ってみる。
ジョーが私の目の間にいる。
ゼロ距離のジョー。
そこで私はひらめいた。
京都の天橋立では「股のぞき」という風景の楽しみ方があるが、ジョーの脇の下からはどんな景色が楽しめるのだろうと。
ジョーの「脇のぞき」をしてみようと思った。
私はジョーの脇の下をのぞいた。
そこから見えた風景…
どんな風景が見えるのかは、是非みなさんも石巻エリアに来て実際にジョーの「脇のぞき」をして見てほしい。
さらに街を歩いていると仮面ライダーが現れる。
どの世代からも愛される、日本のヒーロー
あぁ…かっこいい…
その時私は気づいた、仮面ライダーのこのポーズ、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー氏の「手ごたえあり!」のポーズに似ていると。
ならばやるしかないと私は思い切って仮面ライダーの隣に立った。
そして辺りに誰もいないことを確認してから、小さくカズレーザーの相方の安藤氏の「もういや~!」のポーズをした。
仮面ライダーとお笑いコンビを組んだようで嬉しかった。
仮面ライダーの通りをはさんで向かい側にはゴレンジャーのレッドがいる。
男の子は赤い色に憧れをもつ理由が、このアカレンジャーである
うぁ…かっこいい…
その時私は思った。
このアカレンジャーの左手には何が握られているのだろうかと。
きっとアカレンジャーだから「愛と勇気」みたいな感じだろうと思うが、実は自動販売機の下に落ちていた10円玉だったら面白いなって思った。
「この10円玉は誰にも渡さん!」
そんなことはない。
もちろん石巻が「漫画の街」と言われる所以は紹介してきたキャラクター像だけではない。
石巻の街はマンガロードとして染まっている。
上を向けば、
マンガロードになびく旗
だが上ばかりを見て歩いているとこれを見逃してしまう。
気にせずに歩いていると分からないが、見つけた時の驚きが大きい
マンガロードでは上も下も横も前もあらゆるところに漫画の要素がある。
何気なく歩いている道にもどんなキャラクターが潜んでいるか、ゆっくりと目をこらしながら歩いてみるのも楽しい。
漫画好きでもそうでなくても歩いているだけでワクワクしてしまう石巻。
石巻を堪能するにはまず道から入ってみるのもオススメだ。
writer よっつ
【石巻マンガロード】
住所/宮城県石巻市 JR石巻駅から石ノ森萬画館までの街中
問合せ/石ノ森萬画館