三陸自動車道を走っていると、石巻赤十字病院を過ぎたあたりで右手側に気になる風景が見えます。
このあたりの右側は石巻市街を過ぎて山が始まるのですが、1箇所だけ山頂が開けていて、木が1本生えている場所があるのです。
山を挟んで反対側にあるまきあーとテラスに来た人も気になるかも知れません。何せちょうど建物の裏側ですし、大ホールに行く通路の奥からは真っ正面にこの場所が見えます。
この場所自体には特に名前はないようです。でもこの山自体には名前があり、トヤケ森山と呼ばれています。地元では以前馬っこ山と呼ばれていましたので、この名前で知っている人もいるかも知れません。
不肖私、気になった場所には行ってみないと気が済まない質です。なのでさっそくGoogleでナビを設定して行ってみたところ、、森の目の前で「目的地に到着しました」と言われてしまったではありませんか。
いやいや、行きたいのは山の上で、その下の森じゃないから!
目の前の森には登山口どころか獣道すら見当たらず、ただ木が生えているだけです。しかも思ったより急で、下草も濃いため、かなりしんどそう&虫や動物が怖くて登る気になれません。
どうしたものかと思って航空写真を見てみると、ちょっと離れたところから頂上に続く道がありそうでした。
そちら側に回ってみると砂利敷きとは言えしっかりと道があり、登っていけそうな雰囲気です。
山頂への正しい道は石巻市総合運動公園の正面にある、ローソンとまきあーとテラスの間の角を山に向かって入り、「←石巻専修大学」という看板が立っているT字路を左に曲がるルートです。
ナビに任せているとこのT字路を右に連れて行かれるので気をつけて下さい。
T字路を曲がってすぐ右側、ちょっとした空き地のようになっている場所から奥に伸びる砂利道が山頂への道です。
登りの道は普通の乗用車でも問題ないような道だったのですが、道幅は狭く、待避所の看板が出ていても、草が生い茂っていてどこが待避所だかよく分かりません。
さらに、頂上に近付いたあたりはかなり大きな凸凹がいくつもあり、車高の低い車だと下をぶつけてしまうかも知れません。
このため、運転に自信がなければ歩いて登ることをお勧めします。
登り口には車を止めておけるスペースがありますし、距離も1.5kmくらいですから、登りを考慮しても30分くらいあれば頂上に着けるはずです。
砂利道の行き止まりには車を2,3台止められそうなスペースがあり、そこから先の100mは歩いてしか登れません。
登った先からの景色は控えめに言っても「絶景」の一言です。
東には牡鹿半島に続く山、南東方向には牧山と魚町、南には石巻の市街地と日本製紙の工場群、南西には奥松島、西は河南地区ののどかな田んぼ、北西は登米まで見渡せそうな平野、北は北上川の北上大堰、北東には遠くからも見えるユーラス石巻ウインドファームの大きな風車群が目の前に。
石巻エリアのほとんどをここから眺められます。
実はナビに惑わされながら初めて来たときは晩秋だったのですが、新緑の季節には絶対に気持ちいいに違いないと確信していました。
実際5月に来てみたら本当に最高に気持ちの良い眺めで、改めて驚きました。
鳥が下に飛ぶのを見ながら石巻を一望するのは、開放感というだけでは言い表せない気持ちよさがあります。
もし地元で一度も登ったことのない方は、是非一度登ってみて下さい。
もちろん初めて石巻に来た方にもお勧めです。石巻エリアのどこがどんな風になっているのかほとんど一目で見られます。
石巻駅からは3km程度ですので、駅前でレンタサイクルを借りればすぐです。
自転車で砂利道を登るのは大変なので、登り口の広場に自転車を止めて歩いて登るのがお勧めですよ。
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