宮城県の中でも美食を誇る石巻圏。
中でも、目の前の海から新鮮な魚介類が水揚げされる女川町では、
豪華だけどリーズナブルな魚介メニューが多くの観光客を喜ばせています。
特に有名なのは女川丼。
海鮮丼は他の街にも数あれど、
このボリュームと新鮮さは「女川ならでは」じゃないでしょうか。
写真は有名な「おかせい」の女川丼
そしてこの街には、女川丼以外にも、
まだまだおいしくて珍しいグルメが多数存在します。
そこで今回は「知られざる女川グルメ」を一挙、紹介しちゃいましょう!
高級珍味、塩ウニにイクラまで
一軒目は「食事処 おじか」さん。
駅前の商業エリアとは異なる閑静な住宅街にあるお店です。
JR石巻線「女川駅」から徒歩5分
数あるメニューの中でもイチオシは、珍しい「塩ウニ定食」。
塩ウニ定食(1480円)
旬のウニがたくさんとれた時に
保存食として作られてきたウニの塩漬け「塩ウニ」。
濃厚な旨みが時間をかけて凝縮された、地元でも高級な珍味中の珍味です。
一口なめただけで、ごはんがどんどんすすむというのに、この定食にはなんとイクラまで!
ごはんはおかわり自由のうえ、
昆布茶やお漬物もついてくるので、
一膳目は塩ウニとイクラで、二膳目は昆布茶漬けで、と
二種類の食べ方が楽しめる秀逸な定食。
高級珍味「塩ウニ」の隣りにはイクラまで!
震災の影響で今の場所に移転する前は、
いつも行列が絶えなかったという地元の老舗。
女川に行ったら必ず足を運びたい一軒です。
女将の野口聖子さん。「食事処 おじか」営業時間/11時~15時(ラストオーダー14時30分)、定休日/土日・祝日 TEL/0225‐53‐2826
海の味覚が満載!の浜めし
お次は、地元で有名な水産加工会社「マルキチ阿部商店」が、駅前のグルメ街「ハマテラス」で出店する「マルキチ女川浜めし屋」さん。
人気のメニューはなんといっても、ウニ、えび、ホタテ、かじきまぐろ、牡蠣、カニがのった「女川海鮮浜めし」です。
女川海鮮浜めし(1300円)
魚介のうまみが下のごはんにも染みて、ジューシーなおいしさがたまりません!
他にも「あなご浜めし」や「鯛浜めし」、旬の食材で作る「季節の浜めし」などが揃い、
イートインでもテイクアウトでも、気軽に楽しめるおいしさです。
また、こちらは女川土産で有名な「リアスの詩」の製造元でもあります。
さんま、アナゴ、鮭、クジラ、まぐろの5種類が揃うので、ぜひ手にとってみてくださいね。
看板女将の阿部すが子さん。「マルキチ女川浜めし屋」営業時間9時~17時(浜めし提供時間は10時30分~15時、土日祝日は~16時)、無休、TEL0225(98)9989
洋食もあなどれない!
そしてもちろんおすすめは、和食だけではありません。
例えばここ、駅前のグルメ街「ハマテラス」の中にある「レストラン りぼん」では、女川産の食材を使用した洋食が充実。
魚介のトマトオリーブパスタ(1200円)やウニのクリームパスタ(1600円)など、絶品ランチが人気なのです。
ウニ約2個分を使用したパスタはクリーミーなおいしさがやみつきに!
木、金、土曜日は夜もオープンしているから、
ワインなどと一緒にこだわりの洋食メニューを楽しむことができますよ。
店長の山田隆大さん。「レストランりぼん」営業時間11時~17時、水曜日休み、TEL0225(25)7490
子どもたちにも人気の軽食
最後は、3時のおやつにいただきたい「さんまそぼろトースト」をご紹介しましょう。
こちらは、地元の人たちが愛してやまない瓶詰のさんまそぼろを使用。
トーストにさんま?と最初はビックリするかもしれませんが、食べてみるとこれがクセになるおいしさ!
子どもたちにも大人気のカジュアルなグルメです。
さんまそぼろトースト(300円)
作り方は簡単。
さんまそぼろにマヨネーズ、
根ショウガの千切りを加えて混ぜたものをチーズと一緒にトーストにのせて、
こんがりと焼くだけ。
女川で瓶詰のさんまそぼろをゲットすれば、
家庭でも即、真似できるユニークなレシピです。
「最後にブラックペッパーをひとふり」とオーナーの島貫洋子さん
ちなみにこちらのお店の前身は、
地元で80年以上続いてきた老舗の呉服店。
現在は激安のリユース(中古)婦人服や雑貨も扱い、店内は女性客であふれています。
併設のカフェで「さんまそぼろトースト」をいただきつつ、掘り出しものをぜひ探してみてください。
「かふぇ さくら」営業時間9時~17時、木曜休み、TEL0225‐53‐2334
いかがでしたか?
他にも海辺の街ならではのおいしいものがいっぱい!
女川は、お腹をすかせて二度三度と足を運びたい美食の街です。